2008.10.11 ラブレター <<22:31
ラブレターが届きました。
1、2、3通。
舞台への感想、役者、上村公臣代へのお手紙でした。
一通一通とってもあたたかくて、それでいて鋭くて、
その上にたくさんの想いがそこにあって、愛にあふれてる。
便利なメールがある時代に、それでも手紙を送ってくださる、
その思いがとても熱くて、やさしくて、心がにじみました。
ありがとうございます。
最近、たくさん人とお話しさせていただいています。
落ち着いて、腹を割りながら、感情を観察しながら・・・。
見えてきたこと、混乱すること、まだ見えないこと、たくさんたくさんあります。
話の途中で、ぼーっとしてしまい、その人の姿を眺めます。はい。ときどき。
一瞬、いいえ、もっと長い時間。
「私が居ることに、この人はメリットがあるのだろうか・・・」
「私とこんなに向き合ってくれて、この人は疲れないのだろうか?」と考えたりします。
それでもみんな、話をしてくれるんですね。
それでもみんな、心を使ってくれるんですね。
”誰かのために涙を流す”
私、今まで一度も、そんなことを考えたこともなかった。
あ、
そういえば、母が泣いていたな。泣いてくれていたなァ。もの凄く怒りながら。
先月。父の誕生日、家族で食事をしたとき、私は、爆発した。
父の誕生日で、久しぶりの家族での食事の席で。
今、その時を思い出した。
「何であんたはいつまでたってもそうなのんよッ!!全然成長してないやない!!」
「悔しい・・・私は、本当に悔しいんよ」って。
同じだ・・・って。
全部、全部、同じなんだって。
おかん、おかんの感情のわからなさは、私、引き継いでるなァ。
おかんが言いたかったこと、わたしに伝えたかったことって、
私には全然何にも伝わってなかったさ。
私も同じなんやね、私が伝えたいこと、私の想いは、誰にも伝わってないんだ。
私は、自分でない誰かのために、
「あの子は何でああなの?ホント、悔しい」って泣くことが出来るだろうか?
ことばって大切。
そのことばに詰まった想いは、必ず伝わる。
たくさんの想いが詰まったことばたちを、
わたしは頂いてきて、
この大都会で、繋がりを切るのは簡単なことなのに、
今尚、何故かたくさんの人が繋がってくれている。
深いつながりを求めてこなかったのに、いつの間にか深くなっている。
こうなると、今、少し、怖い。
失うことが、怖い。
失うことが怖かったから、信じることを止めていたのかもしれない。
繋がることから、少し離れていたのかもしれない。
本番中、喧嘩したまま、母とは口をきかぬまま、両親は帰郷。
本番前、母から届いたことば。
「やっぱりキミのサポーターを続けます」
心に響く、すべてのことばたちは、
ラブレターであるんだなぁと想う。
今日の夕日は最高でした。
下北散歩。

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